椿さんはああ見えて占い師です。
こんにちは、MT公会堂です。
ここにこのように寄稿文を掲載させてもらうのは初めてだと思います。John the Baptistから役割を引き継いでからというもの、人生初めての大役に戸惑いながらもなんだか楽しく一緒に仕事をさせてもらっています。
椿さんと私たちの出会いはすでに3年前に遡ります。ちまたで「自分達が最古参だ」と豪語している青二才の連中に対してこちらも苦言のひとつもふたつもみっつもあるわけですが、そこは大人の振る舞いとしてぐっと堪えているわけです。
「心因性の発熱って言葉がなんかかっこいいよね」
とニコニコしている椿さんの報告を受けていたので私たちもなかなか現状を把握できなくて申し訳ないと思っていましたが、昨日JERUSALEMの子たちから連絡をもらいまして、気にするなと助言をいただきました。
というのも、彼女は直感型、スピリチュアル方面の何か別の感覚が憑依した時は誰も先読みすることができない、それが通常なのだからということなのです。
たしかに仕組みのわからない仕分け方をする女の子ではあります。
「どうしてそうなった?」「どうしてわかった?」
と言っても、「妖精さんが教えてくれたのー」とか「鳩がいたから」とか、まあ意味の通じない答えをするわけで、私たちは根っから真面目な人間である自負がありますから、少々距離をおくべきか、もしかしたら担がれているのか?と疑ったこともよくありました。
しかし、それらすべては彼女にとっても突然のことで、何か仕組み的なことや言語化することができない直感的なことだから、わからないというのです。わからないことを無理やり言語化した結果が「妖精さん」であり「鳩がいたから」ということであれば、こちらも納得です。
言語化するということは実際とても難しいことだと思います。自分のことだからわかるでしょう?と言われても、複雑に入り込む、嫉妬や怒りや悲しみや喜びを紐解いて理路整然と正しい言葉をあてこめるひとがどれほどいるでしょうか?もしも正しい言葉を全ての人間、すべての大人が使えていたら、この世界に戦争はなかったのではないでしょうか?
占いは統計学。だから、いい悪いではなくて傾向であり天気予報。
占い師がいかがわしい教祖にならないために彼女が大切にしているマインドです。
しかし、彼女が占い師として優秀である所以はやはり言語化できない直感力なのだろうなあと感じます。
心因性の発熱は3日ほどで落ち着いてきたので私たちもほっとしています。もしかしたら、私たちの何かに原因があるのではないか?と、それぞれのチームが心を痛めるほどに悩んだからです。
今朝方、そんなことを椿さんに伝えると、またころころと笑ってこう答えてくれました、
「なんか、そのネガティブ私に似てるねwなんでも自分のせいにしちゃうの!どんだけ自分中心に地球回ってんだよww」
、、、、、、
親の心、子知らずとはよく言ったものです。
どちらにせよ、椿さんは何も考えずただただ仕事に勤しんでいてほしいものです。
面倒な政治や根回しは私たちに任せておいてほしいものです。
乱用される利権についても、向けられる嫉妬や揶揄、攻撃にもチームで対処しますから。
椿さんは作家先生であることを忘れず執筆に勤しんでほしいのです。
椿さんのことをもう少し話させてもらえば、あの人は単純です。複雑な文章を書くことを楽しむ人だから誤解も多いかもしれませんが、呆れるほどに単純な女性です。
好きな人のことしか考えていません。好きな人のことしか考えていないので、そのまわりに暗躍する利権みたいなことには全く無頓着です。無頓着すぎて後日大問題に発展することも多々あるほどに。
また好きな人のことしか考えていないので、自分に向けられている好意にもだいたい気づいていません。JERUSALEMの連中の中には4年もアプローチしてようやく昨年気づかれた大変不憫な子もいます。最近もありました。すでに2年も片思いしていたという男性の気持ちに「え!えー!!知らなかった」と目をまん丸にして「めんごめんご」とか言うわけです。
この無頓着さや過度な集中力が嫉妬や独占欲を爆発させ、彼女を生きづらくしているのは私たちからしてみれば「そこだよw」と失笑してしまうわけですが、彼女自身は失笑してしまう私たちの微妙な顔には敏感に反応して語気強く「だっていつも言ってるじゃん!狭い世界で穏やかに暮らしたいってさあ!!」と言うのですから、ますます椿さんは鋭敏なのか鈍感なのかわからなくなってしまうのです。
椿さんは今日からまた仕事を再開しました。
今日はデザインの企画案を出すとかなんとか言いながら張り切っています。
昨年亡くなった椿さんのお父さんの代わりに、今は私たちMT公会堂が役割を引き継いだことがあります。
「安め」「無理するな」「余計なこと考えるな」
こう言ってあげないと彼女は自分の体力を過信してやり過ぎてしまうのです。
そして、お調子者の椿さんを見守ってあげることです。
椿さんのお父さんへ
私たちに子どもを引き継がせてくれてありがとう。
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