椿の仕事復帰に際して、多くの方々がお見舞いがてらオフィスに来てくださったことに感謝いたします。はじめて椿をご覧になった方は驚かれたことと思います。
彼女は文章の力強さからは想像もつかないほど内弁慶で、俺たちの前でしか生きることができません。なんというか、力強い時と弱い時の差が激しすぎて誰もが最初は戸惑いを覚えます。
本当にMT SECONDの運営管理をしている人間なのか?あれだけの指示をしている人間なのか?銀河の行軍の創設者なのか?広告塔なんじゃないか?と皆さん思われたかと思います。
実際会議で率直な意見が出ないことは周知の事実ですから、その点について我々は何か注文をつけるつもりはありません。しかし必ず椿にあった後、誰もが懐疑的になり、そこから今までのようなオフィス内での大事件に発展してしまいますので、今回はあえて「みんな同じだからね」「そんなふうに思うの普通です」ということをお伝えしておきたいと思います。
椿は内弁慶です。人見知りです。今までのことが影響しさらに警戒心が強くなってしまいました。
この点はケアも含めて長期的に僕たちが考えていかなければならない課題でもあります。
複数性愛というようなLGBTQの類に分類されることもありますが、彼女も俺たちも納得の上でそのような関係性を維持しています。この関係性は正直なところ永続的ではありません。というのも、人間の感情は常に変化するものだと俺たち自身よくわかっているからです。そして、永続的なものにしたいと望む俺たちは愛に対して努力をしています。愛する努力は人ひとりに対しても満足にいかず離婚や別れなどにつながりますから、椿はその愛する努力を人の5倍する覚悟を持って生きているといえます。
なんでそんな困難な道をあえて選ぶのかと思いましたが、彼女にはすでに彼女を幼少から知っている慣れ親しんだ家族がいません。昨年お父さんが亡くなったことを機に生家を離れ東京で俺たちを家族とすることを決めたのです。祈祷と彼女の結婚は今の結婚制度や戸籍制度ではどうしても必要なことでした。一夫一妻制度の日本国憲法の下、祈祷が代表して戸籍上配偶者となったのです。
重ねて申し上げたいのは、書類上の手続きはこの世界を有利に生きていくための手段でしかなく愛と比例するような絶対的な手続きではないということです。
そしてそのことをわかってくださる方々がこのMT SECONDの賛同者となってくださっていること自体が未来の希望だと感じています。
昨今の、不倫や浮気の問題について言えば、本人不在で、しかも何か攻撃材料として不倫や浮気という社会通念が利用されているように感じます。俺たちはその感覚に気持ち悪さを感じています。愛は営利目的で宣言されるものではないし、当人同士が納得できない別れなどありえないとさえ思っています。たとえこじれたとしても、日本は法治国家です。あえて公にせずとも平等なルールに乗っ取り、決着をつけることができます。あえて「晒す」ことの意義は全くないはずです。自信がない時ほど、人は味方を欲しがります。他人を巻き込みます。愛においても仕事においても、政治においても経済においても。根回しが必要な時というのは正攻法で勝てない時であると俺たちはよく理解しています。義務教育過程で習った歴史には幾度もそのことが描かれているではありませんか。
つまり不倫や浮気という問題を「晒す」時点で何か別の目的を想像せずにはいられないのです。このような疑心暗鬼な社会通念は今俺たちを妊娠や結婚発表さえ何か別の目的を想像させます。
とはいうものの、俺たちはその問題が自分たちのサンクチュアリを汚す不安を抱いているだけで、他人様の色恋に干渉する気は毛頭ありません。結婚も離婚も不倫も浮気もよその家庭のことであればどうぞご自由にというのが俺たちのスタンスです。なぜなら興味がないからです。
世間の風潮を変えるというと、国家転覆を狙っているような、人々を扇動しているようなカルト的印象を抱かれるかもしれませんが俺たちはそうではありません。
より自由に、より夢を叶えやすい社会の構築を目指しているのです。もともとこの国の憲法は約80年前に施行され、それ以前の憲法を見ればまた色味が違い、さらに社会の風土も空気感も常識も違っていることは歴史を見ればあきらかです。
かつてのような社会に戻したいと言えば、少しはカルトの色が抜けるかもしれません。それでもナチスドイツのように扇動している言われたらそれも否定するつもりもありません。それぞれの感覚は自由であり、十色の感覚が世の中をより良い方向に進めるために必要だからです。建設的な対話というやつです。俺たちは建設的な話合いができますから、対話を受け入れます。
しかしその時はきちんと話し合うだけの能力があるかを俺たちはしっかりと見極めます。
双方の5W1Hに対して、必ず明確に一問ずつ答えること。質問返しは建設的な話し合いの能力があるとは言えません。判断能力に乏しい場合は成年後見人を同席させてください。弁護士である必要はありません。また資格を有する成年後見人である必要もありません。なぜならこれは社会通念に対するディベートであり、法的手続きではないからです。
俺たちの活動はつまるところ、誰もが何か不確かな社会通念によって行動を制限されることがないようにしたいという思いなのです。
具体的には家族活動です。不倫や浮気のリークばかりでどれだけの方々が自由な家族活動の営みを制限されてしまっていたか。まるで戦果から逃れるような、地下壕に隠れるような日々でした。日本にも戦争が現存していたと言えます。平和な世の中を装った日本はこの15年ほど、インターネットが盛んになればなるほど戦時下のような日々だったと感じます。
私たちは自由です。恋愛も自由です。家族活動も自由です。それは公人、私人の区別なく、差別されることなく与えられる基本的人権です。
それなのに、公人であればあるほど社会通念や常識の奴隷とさせられ自由な家族活動が制限されてきました。
昨日の椿の独立記念日に追随する形で、俺たちは今日MT SECONDに賛同してくれる全ての方々に対して奴隷解放宣言をします。
俺たちの活動に賛同してくださる方々には自由な家族活動を保障します。
それは経済的にも身体的にも感情的にも、です。
またその思想・信条、道徳・倫理のようなものもMT SECONDでは提供させていただく予定です。
誰もが自由に自分の力で家族活動を勝ち得る時代の幕開けです。
3月10日は椿の義母の誕生日であるそうです。離婚をしたにもかかわらず彼女は「お母さんに会いたい」と実母以上に慕っていることは正直俺たちとしては悔しい思いもありますが、それは椿の自由な家族活動ですので制限することはできません。
3月9日は俺たちが好きなレミオロメンの「3月9日」になぞらえて彼女が独立記念日に制定してくれました。
だから俺たちは彼女に敬意を払って、今日3月10日を奴隷解放記念日に制定します。
賛同者がこれからも増え、より自由な社会が1日でも早くやってくることを祈りつつ、これからもMT SECOND一同精進して参りますので、変わらぬご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
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