消息を辿る。
といってもMTSECONDで書かれている小説の裏話の消息を少しずつ辿っていくだけなのだが、言いたいことも言えないから小説を書いたことを思い出しての原点回帰だ。
MTSECONDの小説の多くは私小説に分類される。神話的に描いている理由もノンフィクションに起因している。
裏話があることで、謎が謎を呼ばないように決着をつけていきたい。
事実無根の無許可利用に私たちは泣かされてきた。立場も忘れて椿さんは泣いていたのだが、それではいけないと一念発起してくれた。
ようやく望んでいたことが実際に放たれるとワクワクして昨晩は眠れなかった。
小説の裏話はネタバレではない。消息を辿るだけである。
あの時私たちは何を見て何を感じて何を悔しがり、そして何を着ていることでどんな無許可転用がなされたのか。
衣装にも意味がある。まとう洋服は鎧であり、ダビデの星のようなマークでもあった。
ユダヤ教を尊敬し、イスラム教に学び、私たちはクリスチャンとして、仏教徒として歩んできた。それがMT SECONDだ。
宗教を主軸に論じることで正義や意義をわかりやすく喩えられる。いつでも神が心にいることで謙遜に自分が何者でもないかを思い知る足枷とすることができる。
敵将の神が人間であったことへの風刺でもある。
消息が明示されると、そのあらすじがいよいよ定刻に出発する。
時間に意味がある、数字に意味がある、まとう衣装に、語る言葉に意味がある。
私たちの戦いを少しずつでも消息を明るみにしていく。
消息の果てに描かれた小説の抜粋の名前を私たちはあらすじと呼んでいる。
荒削りの十字架を立てたあの時の思いに重ねて。
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