吉野家取締役の失言が話題になった。
「でも、あれ、どこでも言ってますよね?ふつうじゃないっすか?」
そう言い放ったのはLAY-RONを指揮している組織の幹部だったように思う。オフィシャルな発言ではなく、LAY-RONたちの目の前でごくプライベートに言ったそうだ。
大きな戦をしかけたなあ、と私などは感心して見ていたのだが、戦をしかけるという言葉には私たち独特の「ハッタリ」という意味も含まれている。
常人、ハッタリというものはドラえもんの「ウソ800」でも飲まない限りかませないものだと思っていたが、常人ではない魑魅魍魎だったらそんなことは朝飯前なのだなと理解した。
ハッタリをかます際は、誰かを守るために肝を据えて弁慶のように牛若丸の前に立ちはだかる勇者もいるだろう。そんなときは薬を使って気を大きくするのではなく、自害するための短刀を脇差にしてその脇差しをお守りにするような感覚だ。
短刀か、薬か。
自害か、精神興奮剤か。
区別をつけるときは簡単だ。
ひとつの表情か、たくさんの仮面を持っているか、である。
吉野家の牛丼というのは、日本の牛丼ファストフードの先駆けであることはよく知られているが、最初の転倒はBSE問題であった。
BSEというのは牛が罹患する原因不明の病であった。ある種の伝染病、今のコロナと似ていると言っては言い過ぎかもしれないが、一度こけて立ち上がった老舗の大企業である。会社自体潰されることなく会社として立ち上がったことは注目に値するだろう。有名な社員や優秀な社員がいたかは史実として不明だ。
時、同じくして山一證券も破綻した。あれはリーマンショックであったと思うが、山一證券は会社として再帰することはできなかったが、当時の社員たち今もそれぞれの別々の会社で大活躍していることは時々耳にする。優秀な人材は会社を移動しても別の人間になることなく実名で新たな成功を収めるものである。涙の会見をした野澤社長の活躍は時々経済誌でも目にする。
立派な社長だと思っている。「社員は悪くないんです」と涙ながらに語ったあれこそが大将の器であろう。
いくつもの仮面を持っていることを別名義ということもあるらしいが、信頼を損なう温床となっていることを本人たちは発奮材のせいか理解することが困難になっているはずだ。
精神に作用する薬というのは致死量に相当することもある。発奮して見境がつかなくなった場合、衝動性から人を傷つけ窃盗やレイプをするだろうから。命取りになる、まるで二次災害のように人に迷惑をかけるのだ。日本のためにならない。そう考えて私たちは自分ごととして様々なことを自分の信念をもって考察していくべきだと考えている。
私たちの持論に「バカに金と権力を与えるな」というスローガンがある。
使い方がわからないからだ。バカとはさみは使いよう、天才とバカは紙一重。この匙加減を測れるのは一部の天才である。ましてやバカは判断能力に乏しい。
頭の良し悪しは有名大学の卒業資格と比例しない。物事をいかに合理的に分類できるか、なのである。
金と権力が男の象徴のように思われているからか、女の扱いも雑になり、従う女性と寝た数だけ自身に万能感を与えてくれのかもしれない。これが精神発奮材だとしているのならば、長い人生をかけて何を学び取ってきたのかと呆れてしまう。
自分が持っているものというのは人に与えられているものである。
社長でいられるのは社員がいてくれるおかげで、役員手当だって社員ひとりひとりが今日も昨日も寝る間も惜しんで会社のために尽力してくれるからであることを忘れているのか、そもそも知らないのかわからないが、私たちから言わせれば社長の器にあらず、である。
フランスの英雄、シャルル・ド・ゴール大統領は名言をいくつも残している。
「真の政治家はリスクを背負うことを恐れない」
「政治はあまりにも重大なことなので、政治家に任せておくことはできない」
「国を治めるということは、常に不利なものの中から選択するということだ」
「政治家は自分でも自分が言ってることを信じていないから、他人が信じてくれるとびっくりする」
国民にとって耳の痛いことを言う政治家に対してもう一度自分の目で見つめて見たとき、あらゆることが見え始めるかもしれない。
真の政治家は国益を考えたのなら、誰かに頼るものである。その誰かとは主権者なる国民である。
ばら撒き云々もいいだろう、緊縮財政について考えることもいいだろう。
私たち国民が絶対に忘れてはならないのは私たちが主権者であって、政治家の監視役を担っていると言うことだ。
選挙ひとつで国を動かせる。そのチケットは推しのライブチケットの抽選に当選するよりも安易だ。なぜなら日本国民であり、成人であればもれなく与えられているからだ。
一般国民の私たちはいろいろなことが事細かに知らされることは未来永劫ないだろう。しかし、考え謎に迫っていくことはこの瞬間からできる。
自分なりの見解でかまわないし、それが正解だろうが不正解だろうがかまったことではない。
面白がって日本の謎解きをしてみよう!そして、その謎解きの答え合わせのために選挙に行ってみよう。
創造は無限大である。荒唐無稽な論証を試みてもかまわない。
それが正解であり、ムーブメントとなれば国も警察も動く。
荒唐無稽な謎解きゲームを選挙と位置づけ答え合わせをしよう。
参議院選挙は6月である。
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