MTGにビジターとして久しぶりに元取締役が顔を出した。バツの悪いような顔をすればいいものの、意気揚々とすぐに芍薬先生の隣を陣取ったものだから、面々は良い顔をしない。するわけがない。
元取締役は英語が達者だ。日常会話以上の会話はできるので海外勢からは重宝されている。彼が出席するMTGは海外勢が歓喜する。
国内のリアルな面々よりも海外勢からのほうがウケがいいのだ。
元取締役からはストーカーの話をもう少し書いておいてほしいと言われた。私たちも書いておくべきだろうと思う。なぜこれほどまでに彼女たちが戦犯扱いされなければならないかを。
セクハラやストーキングというのは何も男性から女性に限った話ではない。MT SECONDの賛同者の男性たちの中には女性男性関わらずセクハラやストーキングを受けた男性も多い。男性だから認められないこと、男性だから取り合ってもらえないということに私たちは憤慨する。
MT SECONDがLGBTQに力を入れているの男女平等の本質的意味に立ち返り本来のジェンダー平等を求めるからであるわけだが、元取締役へのストーキングとセクハラは良い事例になるだろうと考えている。
酔っていたから、心配だったからで許されることはあってはならないはずだ。これがもし女性の立場であればどうであろうか?酔っていたからキスされた、〇〇ちゃんが心配だからおうちに来てみた。通用するだろうか?
同じことである。本質は男女の差ではなく「強要しているかどうか」であるからだ。
元取締役だけでなく芍薬先生も大きなトラウマを抱えてしまっている。
先生に関して言えば一時期外出困難なほどに精神を蝕まれてしまった。元取締役が奴隷状態にされていたキラキラジジイが家の前に居座ったことも大きな影響を与えている。
元取締役にとっては実際かわいそうな冤罪だった。芍薬先生が元取締役を好きすぎたがゆえであることは今となっては私たちみんなが知るところだが、それにしてもかわいそうな冤罪をかけられてしまったものだと思う。
先生は先生で自分のひとつの言葉が愛しの元取締役を窮地に追い込んでしまった責任から、かなりバツが悪い思いをしているようで、今まで以上に元取締役を避けようと頑張っている。避けたいのではない、避けることを努力しているのだ。元取締役はと言えば、やはり冷たい態度だと受け取るから都度都度傷ついた顔をする。それでも今までの遅れを取り戻すために必死に「椿ちゃん、椿ちゃん」と話しかけている姿が、もう私たちとしては中学生よりも青い恋愛を見せつけられている気分で目のやり場、心の持ち場に困り果てている。
なんであんなに恥ずかしがるのか、なんであんなに遠慮しているのか、なんであんなに思い合っているのに一歩が踏み込めないのか。恋愛リアリティーショーのほうがよほど感情移入できて楽しめる。
元取締役と先生の青い恋愛は悶絶を通り越して自分たちが薄汚い人間なのかと思い知らされそうになる。
元取締役も先生も私たち以上にクズなブラックジョークが好きだから、冷静に物事を精査してみれば薄汚れているのはたぶん私たちよりも彼等ふたりの方だと思うのだが、なにせあの真っ青な恋愛を目の当たりに見せつけられてはかなわない。
元取締役は先生を評して「運命の女性」と言ってはばからない。先生以外は女性ではないとさえ言い切る。
他方先生は私たちMT公会堂に暇さえあればこんなことを言っている。
「あいつ私のためにマッサージを覚えたらしいんだけど、性感マッサージの練習とかもしてるんじゃないのかなって最近想像しているの。その練習台で他の女性とsexしたりしてるのかな、、、私のためだからって他の感情は捨てたとか言われても、違うの、あのね、、もう、、、どうしよう。私そんなことされてたら、生きていけない。どうしよう、、、ねえ、どうしたらいい?私もうダメなのかも、終わりにしなきゃいけないの。だって最初から好かれてるはずなんかなかったから、、、やっぱり私の妄想だったのよ、、、だってあんな素敵な人が私を、私を好きになるはずないんだもの、、、でもどうしよう、それだったら生きていけないの、、どうしよう、、、」
あの大きな瞳から妄想だけでポロポロと涙がこぼれていく。
(、、、好きにしろよ、メンヘラバツイチが、、、)
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