複雑な恋愛のくくりがおよそ3つ。ファミリーの中で行ったり来たりの恋愛が世間から見たら薄気味悪いものであることはよくわあ買っているつもりだ。
よくわかっているからといって、俺たちが何か後ろめたい思いをするかと言えば全くそんなことはない。同じ気持ちを抱えている俺たちが入り込めるグループもチームもファミリーもない。行ったり来たりの恋愛が濃い血族を生み出し、それがやがて脳障害になりうることもわかっている。
子供を諦めている。養子をもらうことも今は考えられない。ファミリー全体のことを考えても、子供を養子にもらってその子どもが誰かの恋愛対象になってしまったら恐ろしいことだったからだ。
俺たちは弱い羊の群れ。リアルなラブレターをやりとりすると薄っぺらいロマンスを隠れ蓑に、拭いきれない孤独を舐め合っている。外敵から身を守るように
【ALL MEMBERS共著:RLL】
汚し合いに新しい登場人物が登場した。するとどうだろう、俺の汚しが色褪せていく。べったりと泥だか血だか黒か赤を塗ったつもりでいたのに。ペンキでも油性マジックでも岩を砕いた絵の具でもなんでもいい。俺はべったりとしっかりと周子を汚しこれから塗りつぶす段階にいたというのに。
周子の過去を知らないで汚す方が俺としてはやりやすかった。文はたぶんわかっていた。俺の目論見を。だから、はっきり決着つけようぜ、文。周子はお前の手に追えるような安い女じゃないんだよ。
【JERUSALEM著:汚し合い】
4.26 New release, shall we check it?
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