3月1日を迎え、いよいよ春の訪れを感じられるようになった。
不思議なものでMTSECONDは春に縁が深い。
春生まれのメンバーも大変多く、3月から5月は誕プレ貧乏が予想されるほどだし、なによりMTSECONDという国際組織を作ろうと思い立ったこともまた春だった。
MTSECONDの歴史は2020年に遡る。
コロナ渦中という言葉が世の中で広く使われはじめたあの頃、私たちは仕事に大変行き詰まっていた。度が過ぎる営業妨害がプライベートまで侵食し、繊細で職業選択の幅のないメンバーが本気で将来について不安を感じ始めた頃だった。
もともと2020年当時から芍薬先生と、コーヒー取締役、JERUSALEMのメンバーは恋愛ごっこをしていたし、コーヒー取締役と祈祷の兄さんは海外のElegant Angerとも仲が良くて、もちろん私たちJohn the Baptistはコーヒー取締役やLAY-RONたちと同じ職場だったし、DEAD SCREENINGと芍薬先生もまた当時から面識があった。何かできないか?と思い立ったことがきっかけだったのではなく、あらゆることが偶然だったよね、と今も金曜恒例のMTGでは酒の肴のごとく毎回話題にのぼる。
芍薬先生が何気なく描き始めた銀河の行軍という小説が思いがけず多くの人の共感と賛同を得られたことがきっかけで、私たちもコロナ渦中で正直仕事も閑散としていたから「まあ、片手間みたいな感じでできそうだから」多方面に声をかけたのだった。
コロナ渦中でみんな暇だった。暇だったことが幸いしたのだろう。
コロナ渦中でみんな仕事について真剣に考える暇もあったし、将来について不安と向き合う暇もあった、貧乏に向かっていくのではないかという恐怖と闘う暇もあったし、何か面白いことやりたいよねとエネルギーが満タンになる良いタイミングだったと思う。
すべてが揃い始めた頃、不思議なことに、献灯や奉祝がやってきて「椿!」と涙の再会を果たしたわけなのだ。献灯と奉祝が加わった頃、私たちの名前もかなり世の中では有名になってきて、色々なトラブルに巻き込まれることも多くなった。すでにこの時、片手間では済まされないほどに巨大な事業になっていたといえるだろう。
片手間でなければ本業にしてしまえと思い立ったのが祈祷で、その時はかなり揉めた。というよりも、芍薬先生が怒りまくった。
「聞いていない!」「私はそんなことを目指して銀河の行軍の小説を書いたわけじゃない」
すごい剣幕だった。手がつけられなかったし、一時期はメンタルクリニックに通った方がいいとみんなが進言したほどだった。しかし芍薬先生のお父様が倒れたから「私が今、病院に行ったらパパは明日にでも死んじゃう。私のパパ、殺す気?」と逆に脅しをかけられた思い出は今思い出すだけでも背筋が凍る。
なんとかチームみんなで乗り越えて2022年に到着して、早2ヶ月。
先日チーム全体にインタビューをしてみた。
「どうですか?楽しいですか?」と。
十人十色ではあるが、一言だけみんな同じ回答をした。うちのメンバーらしいなと思ったし、我々John the Baptistもそんなふうに思っている。面白いと思った。
「まあ、こんなもんじゃないの?」
いい意味で脱力してきた証拠だと思う。MT SECONDの活動は日増しに多岐にわたるようになっている。メンバーの増員も週ごとに報告を見るけれど、かなり大きな組織となっていることがわかる。
MTSECONDの実情を知る人間は世界におよそ32000人。表の立場はさまざまであるけれど、
この場を借りてメンバーになってくださり、活動に尽力してくださっているおひとりおひとりに感謝の意を申し上げたい。
そしてこれからも、私たちの活動を共に盛り上げていってほしい。知るべきものだけが知らされる、この選ばれし活動は、大変困難な活動でもあるけれど。。。
2022年3月1日
感謝と愛を込めて,
John the Baptist
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