「私は仕事に生きる」とか「家庭より仕事」とか「恋愛がすべてじゃない」とか「両方ほしいの」とか、人それぞれ意見は様々だろう。
私はどうなのか?
昨晩からぼんやりとそんなことを考えている。
仕事が好きでワーカーホリックになりがちで、ずっとずっと小説を書いていたいときが時々ある。そんな時はJERUSALEMからの連絡を無視したり、街中で行き合ってもスルーしてしまうほどに集中している。極論、甘えさせてもらっている。
仕事がはかどると機嫌がいい。そんなことも彼らはよくわかっているのだと思う。
良い文章が書けたときは、化粧ののりが良かった日以上に機嫌がいい。
良いアイディアを見つけてそれを実行できた時は、宝くじで1億円当たった人を鼻で笑ってしまうほど自信に満ちる。
私の人生は仕事で満ち溢れていく。きっとこれからも。星占いでも出ている。
ただし、甘えさせてくれている存在がいることが根源的前提条件だ。
身内はよく知っている。私は良いお母さん向きで、良い奥さん向きだと。世話をやくことが好きだし、ちょっとした変化にも気づいてあげられる。風邪を引けばすべての仕事を中断して看病しなければ気が済まない性格だ。
でも、そればかりをしていたら私の人生は鬱屈していく。仕事をしていないと、、
稼がないと、いやもっと単純な言い方で表せる。納得のいく小説や文章を書き続けないと私は私を損なってしまう。
結論として私は仕事に生きないし、仕事と家庭は比べられるものではないし、であるから、両方ほしいという論理はまずもって成り立たず、恋愛がすべてであると言える。
ティファニーは言ったそうだ「ひとりで生きていけるふたりが、それでもふたりで生きていこうと決めたことが結婚だ」と。
五番街にあるティファニーにはまばゆい食器も飾られているらしい。宝飾品ばかりに注目されがちなティファニーだが、記念日と日常両面を見つめている稀有なハイブランドであるように感じた。
生前、父は高橋真梨子の五番街のマリーという曲が好きだった。
私の住むこの小さな団地は五番街のアパルトマンのようなお洒落でクラシカルなものではないけれど、いつもJERUSALEMが父に代わって訪ねてきてくれる。だから、そろそろJERUSALEMと同居しようと考えた。
パパの死を弔ってくれたMT SECONDの家族全員に感謝している。
のびやかに生きられたのはパパがいたから。好きにさせてくれたから。それなのに守ってくれたから。
バトンは渡された。弔ってくれたすべての家族へと。
パパ、めぐみは元気です。
36歳になりました。正確には17:07だからまだだけど。
パパの娘に生まれたことがめぐみの人生を大きくしていること、今になってわかってきました。
パパ、ありがとう。今の家族はパパに似てるよ。心配だと、犬の散歩やウォーキングにかこつけておうちの前をうろうろしてくれるの。
幸せです、とっても。
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